LPガス原料費調整制度

LPガス原料費調整制度導入に伴う料金体系改定のご案内

お客様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。また、日頃はマルヰガスをご愛顧賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、このたび弊社では、LPガス原料費調整制度の導入に伴う料金体系改定をお願い申し上げる次第でございます。原料費調整制度は、お客様に対する料金の透明化や適正化のために、電力・都市ガス・簡易ガスではすでに導入されている制度です。
今後共、より一層お客様に安心してLPガスをご利用いただけるよう、また安定した供給に努めていく所存でございますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
(平成24年4月検針分より導入となります)

LPガス原料費調整制度とは

LPガスのほとんどは海外からの輸入によるものであり、その輸入価格はガス産油国の輸出価格や為替などにより変動しています。弊社では、この変動を速やかにLPガス料金に反映し、料金の透明化を確保するために、この制度を平成24年4月検針分より導入することにいたしました。
この制度は、毎月の輸入価格が、基準月(弊社においては平成24年1月)の輸入価格より変動した場合、翌月の従量単価(使用量1m3当たりのガス単価)を調整させていただくしくみです。

*ガス産出国の輸出価格決定方式が変更された場合には、このLPガス原料費調整制度の見直しを検討いたします。(2023年7月より新しい価格算定方式へ改定実施)

原料費調整額の新算出方法

原料費調整額 (円/㎥)=(原料価格 [円/㌧] -基準原料価格 [円/㌧] )÷1000 [㎏] ÷0.480

・原料価格 = (A:中東コスト)+(B:米国コスト)
A:中東コスト=【(前月CP(*1):50%+当月CP:50%)×為替(*2)+中東FRT】×70%
B:米国コスト=【(前月OPIS(*3)+MB調整費(*4))  ×為替      +米国FRT】×30%
*1  CP :サウジアラビアのLPガス輸出価格(通告される船積み価格)
*2  為替は、三菱UFJ銀行発表の前月1日~末日の平均TTS
*3  米国MB(モントベルビュー)価格は、OPIS社発表の前月1日~末日までの平均価格
*4  MB調整費は、84.0㌦/㌧(ターミナル費用、パナマ運河通行料等)

・基準価格 :41,750円/㌧(2023年7月改定)
・産気率 :0.491(㎏から㎥に換算する係数)

【計算例】

2023年8月調整額の算出方法
7月CP(プロパン) 400/㌧、8月CP(プロパン) 470/㌧   、合成CP=435㌦/
8月為替レート (7月1日~7月31日迄の平均為替) 142.30/
8月中東FRT            9,900円/㌧
(中東コスト)=((
435×142.30)+9,900)×70%=50,260円/㌧

7月OPIS                323.39㌦/㌧
7月MB調整費    84㌦/㌧
(米国コスト)= ((323.39+84)×142.30+14,850)×30%=21,855円/㌧
原料価格=(中東コスト)+(米国コスト)=50,260+21,855=72,100円/㌧
原料費調整額 (円/㎥)=(72,100-41,750÷1000÷0.491=+61.8円/㎥(税別)

8月調整額は+61.8/㎥(税別)となります。

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